2025年03月13日
AI時代のセキュリティ
近年、Artificial Intelligence(以下、AIと表記)が普及し、多くの企業で利用が活発化してきました。AIはこれまでにない生産性向上や新たなビジネスチャンス創出に寄与しています。また、セキュリティにおいてもAIによってさまざまなサービス展開がなされています。本記事では、AIが普及する中でどのようなセキュリティ領域が発展しているのか、その概要を解説いたします。
AI時代のセキュリティ分類
さまざまなセキュリティ製品がある中、AIに関連する製品も多くあります。セキュリティ製品にはそれぞれコンセプトや機能での分類が多くありますが、本記事ではAIという軸でセキュリティ製品を分類します。
AIに関連のあるセキュリティ製品は以下の2つに大別することができます。
①AI for Security(AIを使ったセキュリティ)
②Security for AI(AIのためのセキュリティ)
AI for Security
AI for Securityとは、AI機能を含んだセキュリティ製品のことを指します。例として、JSOLがご提供可能なCybelAngelという製品をご紹介いたします。
CybelAngelは情報流出リスク管理に強みを持っている製品です。さまざまな機能を有していますが、企業に関連するキーワードから知的財産、個人情報、プログラムコードなどが社外に流出していないかを確認する機能もあります。この製品は、情報漏えいと思われるリスクを発見するだけではなく、AIによる分析とアナリストによる分析を組み合わせることで誤検知をほぼ0%にすることができるという強みも持っています。
このようにAI機能をセキュリティ製品に組み込むことで、分析精度の向上や人手の削減などが可能です。
米国シリコンバレーではAI for Security製品を有するスタートアップ企業が多数存在しており、現在もJSOL社内にてシリコンバレー・デジタルイノベーションラボが見つけたスタートアップ企業の技術検証を行っています。
Security for AI
Security for AIとは、AIを守るためのセキュリティもしくはAIを安全に活用するためのセキュリティ製品のことを指します。
プロンプトインジェクションのようなAIを狙った攻撃もあるため、このような攻撃に対する対策が必要となります。また、最近はシャドーAIという言葉が聞かれるようになったように、従業員が業務で会社の許可していないAIを利用してしまい、情報が流出する恐れもあるため、対策が必要となります。さらに、世界的にAIに対する法規制が始まっており、グローバル企業では利用しているAIが各拠点の法規制に準拠できているのかを定期的に確認する必要があります。
シリコンバレーではSecurity for AIに関連したスタートアップ企業も多く存在しており、この分野の注目度の高さがうかがえます。シリコンバレーでのResearch and Development(以下R&Dと表記)業務の一環として、米国での政策動向を踏まえた情報収集や検証を行っています。
まとめ
JSOLでは米国シリコンバレーでの最新の技術動向の調査や、スタートアップ企業との協業活動を行っています。シリコンバレーでの活動を通じて、お客様のセキュリティ対策をAIの活用でより強化するだけではなく、AIを安全に利用するためのご支援もさせていただきます。