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ホーム > Salesforce導入・活用ノウハウ > Salesforceの導入費用はいくら? 料金体系からコストを抑える方法を解説

導入・構築

2026年07月07日

Salesforceの導入費用はいくら?
料金体系からコストを抑える方法を解説

Salesforceの導入費用について解説します。
本記事では、Salesforceの料金体系やエディション別の価格、初期費用や運用コストの内訳を詳しく紹介します。
費用を抑えるためのポイントも説明するので、導入検討の参考にしてください。

  • 著者情報

    五十嵐 翔平

    JSOL エンタープライズ&ソーシャルビジネス統括本部 ビジネスデザイン&マーケティング部
    BtoBのお客様向けシステムプロジェクトマネージャー経験から新規サービス企画・立ち上げを実施。
    現在はJSOLソリューションに関するマーケティング推進に従事。

Salesforce(セールスフォース)は、世界中で多くの企業に利用されている顧客管理(CRM)および営業支援(SFA)プラットフォームです。その導入を検討する際、多くの方が気になるのが「費用」ではないでしょうか。Salesforceの料金体系は多岐にわたり、ライセンス費用以外にもさまざまなコストが発生する可能性があるため、全体像を把握しにくいと感じるかもしれません。

この記事では、Salesforceの導入にかかる費用について、ライセンス料金から初期費用、運用コストまでを網羅的に解説します。費用を抑えるための具体的なポイントや、実際の導入事例も紹介しますので、自社の予算に合った最適な導入プランを検討するための一助としてください。

Salesforce(セールスフォース)の導入にかかる費用の全体像

Salesforceの導入費用は、大きく分けて「ライセンス費用」「導入支援費用」「運用・保守費用」の3つで構成されます。それぞれがどのような費用なのかを理解することで、より正確な予算策定が可能になります。

費用の種類 発生タイミング 費用の内容
ライセンス費用 継続的(月額・年額) Salesforceの基本利用料。ユーザー数や契約プランによる。
導入支援費用 導入時(一時的) 要件定義、設計、初期設定、データ移行、カスタマイズなど。
運用・保守費用 導入後(継続的・一時的) 社内トレーニング、定着化支援、追加開発、有償サポートなど。

ライセンス費用:継続的に発生する月額・年額料金

ライセンス費用は、Salesforceを利用するユーザーごとに毎月または毎年発生する基本的な利用料金です。この費用は、利用する製品(Sales Cloud、Service Cloudなど)と、機能の範囲が異なる「エディション」によって決まります。ユーザー数が増えれば、その分ライセンス費用の総額も増加します。

導入支援費用:初期設定やカスタマイズにかかる料金

Salesforceは非常に多機能であるため、導入してすぐに最大限活用できるわけではありません。自社の業務プロセスに合わせてシステムを最適化するための初期設定や要件定義、データ移行、カスタマイズなどが必要となり、これらを外部の専門パートナーに依頼する場合に発生するのが導入支援費用です。Salesforce自体には初期費用という名目の料金はありませんが、この導入支援費用が実質的なイニシャルコストとなります。

運用・保守費用:定着化支援や追加開発の料金

導入後、システムを社内に定着させるためのトレーニングや、ビジネスの変化に応じた追加のカスタマイズ、システムの保守管理などにも費用がかかる場合があります。Salesforceが提供する有償のサポートプラン(Success Plan)に加入することも、この費用に含まれます。

【価格表】Salesforceの主要製品とエディション別ライセンス費用

Salesforceには多様な製品があり、それぞれに複数のエディションが用意されています。ここでは、代表的な製品である「Sales Cloud」「Service Cloud」「Marketing Cloud Account Engagement」のライセンス費用を解説します。

Sales Cloudの料金プラン

Sales Cloudは、営業活動の効率化を支援する製品です。顧客情報、商談、売上予測などを一元管理できます。

エディション名 月額ライセンス費用(税別)/1ユーザー※2026/3現在 主な特徴
Starter Suite 3,000円 最大10名までの小規模チーム向け。基本的な営業支援機能。
Pro Suite 12,000円 機能のカスタマイズや売上予測が可能。ユーザー数無制限。
Enterprise 21,000円 ワークフローの自動化など、より高度な機能が利用可能。
Unlimited 42,000円 24時間365日のサポートやAI機能など、全機能が利用可能。
Agentforce 1 Sales 66,000円 AIエージェント機能を中心とした最上位プラン。従業員がAIエージェントを無制限に利用でき、営業活動の自動化・効率化を大幅に推進できる。

参考:Sales Cloudの営業支援ソフトウェア | Salesforce

Service Cloudの料金プラン

Service Cloudは、カスタマーサポート業務の効率化と顧客満足度向上を目的とした製品です。問い合わせ管理やナレッジベースの構築が可能です。料金体系はSales Cloudと基本的に同様です。

Marketing Cloud Account Engagementの料金プラン

Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)は、見込み客の育成やマーケティング活動の自動化を支援するBtoB向けMAツールです。

エディション名 月額ライセンス費用(税別)/組織※2026/3現在 主な特徴
Account Engagement+ 150,000円(年間契約) ・Marketing Cloud Growth または Advanced を含む ・Agentforceキャンペーンの作成 ・リードの育成と評価 ・B2Bマーケティングアナリティクス
Marketing Cloud Next Growth 180,000円(年間契約) ・Agentforceキャンペーンの作成 ・マルチチャネルジャーニー ・フォームとランディングページ
Marketing Cloud Next Advanced 390,000円(年間契約) ・Agentforceキャンペーンの作成 ・パスの実験 ・SMS・WhatsApp 双方向コミュニケーション

参考:B2Bマーケティングオートメーションプラットフォーム | Salesforce

自社に合ったエディションを選ぶ際の注意点

エディション選定ではいくつかの注意点があります。第一に、一度契約したエディションは後からダウングレード(下位プランへの変更)ができません。そのため、将来的な拡張性も考慮しつつ、まずは必要最低限の機能を持つエディションから始めるのが賢明です。第二に、Sales CloudとService Cloudなど複数の製品を導入する場合、原則としてエディションを統一する必要があります。

見落としがち?ライセンス以外で発生する可能性のある費用

Salesforceの総コストを考える上では、ライセンス費用以外に発生しうる追加費用を把握しておくことが重要です。

アドオンによる機能拡張の費用

各製品には、標準機能に加えて特定の能力を強化するための「アドオン」が用意されています。例えば、AIが営業活動を分析し、インサイトを提供する「Sales Cloud Einstein」などの機能を追加する場合、別途ライセンス費用が発生します。

AppExchangeアプリの利用費用

AppExchangeは、Salesforceと連携可能なさまざまなビジネスアプリが提供されているマーケットプレイスです。ここで提供されるアプリには無料のものと有料のものがあり、有料アプリを利用する場合はライセンス費用とは別にコストがかかります。

カスタマイズ/外部システムとの連携にかかる開発費用

自社向けにカスタマイズするための設計や開発、既存の会計システムや基幹システムとSalesforceを連携させる場合、APIを利用した開発が必要になることがあります。この開発を外部パートナーに依頼する場合、追加の開発費用が発生します。

社内トレーニングや定着化支援の費用

Salesforceを導入しても、社員が使いこなせなければ意味がありません。操作方法のトレーニングや、活用を促進するための定着化支援コンサルティングを外部に依頼する場合、その費用も考慮に入れる必要があります。

Salesforceの導入費用を抑えるための5つのポイント

多機能で拡張性の高いSalesforceですが、ポイントを押さえることで導入・運用コストを最適化することが可能です。

導入目的を明確にし、必要な機能を絞り込む

まず、「Salesforceを導入して何を解決したいのか」という目的を明確にすることが最も重要です。目的が明確であれば、本当に必要な機能やエディションが見えてきて、不要なコストをかけずに済みます。

スモールスタートで始めて段階的に拡張する

全部門で一斉に導入するのではなく、特定の部門やチームから小規模に導入を始める「スモールスタート」も有効な方法です。まずは基本的な機能から利用を開始し、成果を見ながら対象範囲や利用機能を段階的に拡張していくことで、初期投資を抑えつつリスクを低減できます。

複数の導入支援パートナーから相見積もりを取る

導入支援を外部に依頼する場合は、必ず複数のパートナー企業から見積もりを取りましょう。費用だけでなく、自社の業界への理解度や実績、サポート体制などを比較検討することで、最もコストパフォーマンスの高いパートナーを見つけることができます。

補助金や助成金制度の活用を検討する

企業のIT導入を支援するための補助金や助成金制度が、国や地方自治体によって提供されている場合があります。特に中小企業向けの「IT導入補助金」などは、採択されれば導入費用の一部が補助されるため、積極的に情報を収集し活用を検討しましょう。

自社で対応できる範囲(内製化)を見極める

簡単な設定変更やレポート作成など、自社のIT担当者で対応できる範囲をあらかじめ見極めておくこともコスト削減に繋がります。全ての作業を外部に委託するのではなく、内製化できる部分を増やすことで、長期的な運用コストを抑制できます。

費用対効果がわかる!Salesforce導入成功事例

実際にSalesforceを導入し、費用対効果を高めている企業の事例を見てみましょう。

金融業での契約プロセス効率化と契約率の向上

株式会社ふくおかフィナンシャルグループでは、Salesforce Financial Services Cloudを活用し、申し込みから契約までのプロセスを統合しました。1件あたり15分を要していた電話での契約意思確認が不要となり、紙のファイルでの進捗管理もシステムのリアルタイム把握へと移行しています。その結果、申し込みから5日以内の契約完了率が約20%から約70%へ向上し、契約率も約10ポイント改善しました。創出されたリソースは、手続きが滞留している顧客へのフォローなど能動的な顧客対応に振り分けられています。

【関連記事】株式会社ふくおかフィナンシャルグループ様導入事例 | 株式会社JSOL

製造業での情報共有とデータ分析の自動化

シチズンマシナリー株式会社では、Salesforceの導入により営業部門の情報共有と分析業務を大きく改善しました。従来は情報システム部門へ依頼していたデータ分析を、営業担当者自身がレポート機能を使って即座に実行できるようになっています。
またモバイル端末からのアクセスが可能となり、訪問先でもリアルタイムに情報を確認できる環境を実現しました。さらに、Chatterを活用したn対nのコミュニケーションにより、営業引合いから生産計画まで一気通貫で連携し、生産効率の向上にもつながっています。

【関連記事】シチズンマシナリー株式会社様導入事例 | 株式会社JSOL

まとめ

Salesforceの導入費用は、ライセンス料金だけでなく、導入支援や運用にかかる費用も含めて総合的に考える必要があります。本記事で紹介した費用の内訳や料金プラン、コストを抑えるポイントを参考に、自社の目的と予算に最適な導入計画を立ててください。まずは無料トライアルを活用したり、導入支援パートナーに相談したりすることから始めてみてはいかがでしょうか。

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JSOLは貴社の業務要件を丁寧にヒアリングし、必要な機能に絞った効率的な導入プランをご提案します。小規模から大規模まで豊富な実績があり、予算に応じた最適なソリューションを実現いたします。
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