2026年09月02日
Salesforce定着化支援
導入後の活用を進める運用・改善のポイント
Salesforceは導入して終わりではなく、現場で継続的に使われ、蓄積されたデータが業務判断に活用されて初めて効果を発揮します。一方で、業務プロセスと画面設計のずれ、入力ルールの曖昧さ、導入後の改善体制不足などにより、活用が進まないケースも少なくありません。
JSOLは、Salesforceの企画・構築・導入から、運用・定着化までを伴走型で支援しています。
本記事では、Salesforceが定着しにくい理由と、導入後の活用を進めるために確認したい5つのポイントを解説します。
Salesforceが定着しにくい主な理由
導入目的や業務プロセス、運用ルールが整理されていないままSalesforceの利用を始めると、現場での入力が続かず、期待した効果につながらないことがあります。
Salesforceの定着化が進みにくい理由として、主に以下の5つが挙げられます。
導入目的が現場に伝わっていない
「何のために入力するのか」「入力したデータをどのように活用するのか」が現場に共有されていないと、Salesforceは単なる入力作業として受け取られやすくなります。
業務プロセスと画面設計が合っていない
実際の業務フローとSalesforce上の画面・入力項目が合っていない場合、現場の負担が増え、現場での活用が進みにくくなります。
入力ルール・運用ルールが曖昧
商談情報の更新タイミングや活動履歴の記録方法が決まっていないと、入力者によりデータの粒度にばらつきが出て、管理や分析に活用しづらくなります。
導入時の教育だけで終わっている
Salesforceの初期研修だけでは、業務変更や機能追加に対応し続けることは難しくなります。利用状況に応じたフォローや運用ルールの見直しが必要です。
導入後の改善体制がない
利用状況や現場の声を確認しないまま運用を続けると、使いにくさや入力負荷が放置され、Salesforceの定着を妨げる要因になります。
Salesforceを定着化させる5つのポイント
Salesforceを現場に定着させるには、導入後の操作研修だけでなく、業務プロセスや運用ルール、データ活用の仕組みまで含めて整理する必要があります。
ここでは、現場で使われ続ける仕組みをつくるために確認したい5つのポイントを整理します。
| ポイント | 確認すべき内容 |
|---|---|
| 業務プロセス | 現在の業務フローとSalesforce上の流れが合っているか |
| 画面・入力設計 | 現場が迷わず入力できる項目・画面になっているか |
| 運用ルール | 入力タイミングや更新ルールが明確になっているか |
| データ活用 | 管理者が商談状況や活動状況を確認できる状態になっているか |
| 改善体制 | 導入後も利用状況や現場の声をもとに見直せる体制があるか |
業務成果につなげるJSOLのSalesforce活用支援
Salesforce定着化では、操作方法を伝えるだけでなく、業務の中で継続的に使われる状態をつくることが重要です。
JSOLは、導入後の活用・運用改善までを見据え、伴走型でSalesforce活用を支援しています。
また、Salesforce CCoE(Cloud Center of Excellence)による横断的なサポート体制を整えています。品質保証、セキュリティ、製品アップデート情報、ナレッジ蓄積といった観点から、Salesforce活用を組織的に支える体制を提供しています。
ここでは、Salesforceを業務成果につなげるために、JSOLが重視する支援の考え方を紹介します。
業界・業務理解を踏まえた課題整理
Salesforceを定着させるには、まず現場の業務や課題を正しく整理することが重要です。業務の流れや部門間の情報共有の状況を把握しないまま導入すると、現場の使い方とシステム設計にずれが生じやすくなります。
JSOLは、金融業や製造業などの業界・業務理解を踏まえ、顧客が抱える課題や目的に応じたSalesforce活用を支援します。
標準機能を活かした運用しやすい設計
Salesforceは柔軟にカスタマイズできる一方で、作り込みすぎると導入後の保守や変更が負担になる場合があります。
定着化を見据えるうえでは、Salesforceの標準機能をどのように活用するかを検討し、業務に合うだけでなく、運用後も変更・拡張しやすい設計にすることが大切です。
また、保守性や拡張性を考慮した設計を行うには、Salesforceの標準機能やベストプラクティスを踏まえた判断も重要です。JSOLでは、Salesforceの最高峰資格である「認定テクニカルアーキテクト」を取得したメンバーも在籍しており、業界・業務特性を踏まえた設計を支援しています。
参考:Salesforceの最高峰資格「認定テクニカルアーキテクト」を取得、国内19人目
https://www.jsol.co.jp/release/2022/230222_2.html
導入後の運用・定着化・活用拡大までの伴走
Salesforceは、導入してすぐに完成するものではありません。利用状況や現場の声を確認しながら、画面、入力項目、運用ルールを継続的に見直すことで、活用しやすい状態に近づけていく必要があります。
JSOLは、導入後の運用・定着化に加え、活用拡大までを見据えて支援します。現場が使い続けられる仕組みを整え、Salesforceを業務成果につなげていくことが、定着化支援において重要です。
また、JSOL自身のSalesforce活用においても、Salesforce Professional Serviceが参画し、グローバルなベストプラクティスを反映したプロセス再設計と定着化支援が行われています。Fit to Standardの考え方を取り入れ、標準機能を活かしながら導入後の活用につなげていく視点は、Salesforce定着化を考えるうえでも参考になります。
参考例:業務理解から導入後の改善までを見据えた支援
JSOLのSalesforce活用支援では、業界や業務の特性を踏まえた課題整理から、導入後の運用・定着化までを見据えた支援が重視されています。
たとえば、金融機関向けプロジェクトでは、消費性ローン商品の手続きをWebで完結させるシステム構築において、業務フローの整理やあるべき業務フローの検討を行い、Salesforceの標準機能やベストプラクティスを活かした提案につなげています。
このように、Salesforce定着化では、単に機能を実装するだけでなく、業務の流れや運用後の改善まで見据えて設計することが重要です。
Salesforceの導入後の活用や定着化に課題を感じている場合は、業務プロセスや運用ルールの整理から見直すことが重要です。
JSOLでは、業界・業務理解を踏まえたSalesforce導入支援から、運用・定着化、活用拡大までご相談いただけます。
JSOL|Salesforce導入支援サービス
https://promotion.jsol.co.jp/salesforce/
Salesforce定着化を見据えた導入・運用の進め方
Salesforceを定着させるには、導入前の設計から運用開始後の改善までを一連の流れとして考えることが重要です。ここでは、導入後の活用を見据えて整理しておきたい進め方をご紹介します。
導入目的と活用範囲を明確にする
まず、Salesforceで何を実現したいのかを明確にします。営業活動の可視化、顧客情報の一元管理、部門間の情報共有、問い合わせ対応の効率化など、目的によって必要な設計は変わります。
あわせて、どの部門・業務から活用を始めるのか、将来的にどの領域へ広げるのかも整理しておくことが重要です。
現場の業務プロセスを整理する
Salesforceを現場で使い続けられる状態にするには、現在の業務フローを把握したうえで、Salesforce上でどの情報を管理し、どのタイミングで更新するのかを整理する必要があります。
既存の業務をそのままシステム化するのではなく、業務の流れや情報共有の方法を見直すことで、現場が使いやすい設計につなげやすくなります。
標準機能を活かして設計する
Salesforceは柔軟にカスタマイズできますが、個別要件を作り込みすぎると、導入後の運用や機能追加の負担が大きくなる場合があります。
定着化を見据えるうえでは、Salesforceの標準機能をどのように活用できるかを検討し、保守性や拡張性も踏まえて設計することが重要です。
入力ルールと管理者の確認項目を決める
現場で入力されたデータを活用するには、入力項目や更新タイミング、管理者が確認する指標をあらかじめ決めておく必要があります。
商談情報、活動履歴、顧客情報などの入力ルールが曖昧なままだと、データの粒度にばらつきが出て、分析やマネジメントに活かしにくくなります。
運用開始後も改善を続ける
Salesforceは導入して終わりではなく、運用しながら改善していくことが重要です。利用状況や現場の声を確認し、画面、入力項目、レポート、運用ルールを見直すことで、継続的に使いやすい状態へ近づけていきます。
導入後の定着化や活用拡大まで見据え、改善を続けられる体制を整えることで、Salesforceを業務成果につながる仕組みとして活用しやすくなります。
まとめ
Salesforce定着化は、導入後に操作研修を行うだけでは実現しません。導入目的の共有、業務プロセスに合った設計、入力・運用ルールの整備、導入後の改善体制づくりまで含めて考えることが重要です。
JSOLは、Salesforceの企画・構築・導入から、運用・定着化までを一気通貫で支援しています。業界・業務理解を踏まえた設計や、導入後の活用拡大まで見据えた伴走支援により、Salesforceを業務成果につなげる活用を支援します。
Salesforceの導入後の活用や定着化に課題を感じている場合は、まず自社の業務プロセス、運用ルール、改善体制を整理することから始めるとよいでしょう。
Salesforceの導入・運用・定着化に関するご相談は、JSOLのSalesforce導入支援サービスページよりお問い合わせください。
JSOL|Salesforce導入支援サービス
https://promotion.jsol.co.jp/salesforce/
よくある質問(FAQ)
Q1. Salesforce定着化では、どのような状態を目指すべきですか?
A1.Salesforce定着化では、現場が継続的に入力・更新を行い、蓄積されたデータが営業活動や顧客対応、マネジメント判断に活用されている状態を目指します。単にログインされている、入力されているだけでなく、業務の中で自然に使われ、改善に活かされているかが重要です。
Q2. Salesforceが定着しない主な原因は何ですか?
A2.導入目的が現場に伝わっていない、業務プロセスと画面設計が合っていない、入力ルールが曖昧、導入後の改善体制がない、といった要因が考えられます。Salesforceを定着させるには、導入前の設計だけでなく、運用開始後の見直しも必要です。
Q3. 導入時の研修だけでSalesforceは定着しますか?
A3.導入時の研修だけでは、継続的な活用につながりにくい場合があります。業務変更や利用部門の拡大、入力項目やレポートの見直しに応じて、運用ルールや使い方を継続的に改善することが重要です。
Q4. Salesforce定着化で最初に確認すべきことは何ですか?
A4.まずは、Salesforceで何を実現したいのか、どの業務で使うのか、入力したデータを誰がどのように活用するのかを整理することが重要です。目的や活用範囲が曖昧なままだと、現場にとって入力作業だけが増えたように感じられ、定着しにくくなります。
Q5. JSOLはSalesforce導入後の運用・定着化まで支援できますか?
A5.JSOLは、Salesforceの企画・構築・導入から、運用・定着化までを一気通貫で支援しています。業界・業務理解を踏まえた設計や、導入後の活用拡大まで見据えた伴走支援により、Salesforceを業務成果につなげる活用を支援します。