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ホーム > Salesforce導入・活用ノウハウ > Salesforce最大のイベント「Dreamforce 2024」が開幕。テーマは「AIの第三の波」

AI・Agentforceイベント・セミナー

2024年09月19日

Salesforce最大のイベント「Dreamforce 2024」が開幕。テーマは「AIの第三の波」

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    著者情報

    飯田 博記・辻野 貴士

    株式会社JSOL ソーシャルトランスフォーメーション事業本部 システム開発第二部・営業部
    【飯田 博記】
    上席プロフェッショナル(ITアーキテクト)、ITストラテジスト
    Salesforce MVP、Salesforce認定テクニカルアーキテクト(CTA)、24x Salesforce 認定資格

    技術リーダーとして、Salesforce導入プロジェクト、活用・定着化支援案件に参画。システム基盤領域の経験を軸に、顧客業務から基盤までわかるアーキテクトを目指す。共著に「アプリケーションの安定稼動を実現する システム基盤の統合ノウハウ」(日経BP)

    【辻野 貴士】
    入社以来Salesforceビジネス専任営業として、製造業・金融業のお客様のSalesforce導入支援を担当。現在はSalesforce営業チームリーダーを担当

Dreamforce とは

Salesforceが毎年開催する世界最大級のテクノロジーカンファレンス、Dreamforce。2024年も9月17日から19日までの3日間、サンフランシスコで開催されました。今年のテーマは「AIの第三の波」。
世界中から45,000人以上が現地参加し、オンラインではさらに数百万人が視聴するという、まさにグローバル規模のイベントとなりました。

日本からは700人以上の顧客・パートナーが現地参加しています。私たちJSOLからも4名のメンバーが参加し、最新のプロダクト動向に触れ、Salesforceを取り巻くエコシステムの勢いを体感してきました。

今回のDreamforceの注目ポイント

今回のDreamforceで最も注目を集めたのは、新たに発表された「Agentforce」です。
これは、自律型AIエージェントで、営業、サービス、マーケティング、コマースなど、ビジネスのあらゆる領域で活用できるAIプラットフォームです。

(著者撮影)

Salesforce CEOのマーク・ベニオフ氏は、基調講演でAgentforceを紹介し、「すべてのビジネスがAI企業になれる」というビジョンを示しました。Agentforceは、企業の従業員と協働し、顧客の成功を促進するための革新的なツールとして位置付けられています。

Agentforceは、Salesforce Customer 360のCRMに蓄積されている顧客データに加えて、Data Cloudを用いて他システム(ERP、データレイク、データウェアハウスなど)から得られる顧客データをSalesforceのプラットフォームに集約し、顧客データに基づいた最適な回答を出す生成AIツールです。
さらに、Salesforce Customer 360のCRMがすでに提供しているフローなどを用いた後続業務のアクションも起動できることが、従来の生成AIとの差別化ポイントであることが強調されていました。
基調講演の中では、実例をもとに自動メール生成や顧客向けチャットボット、従業員向けサポートなどのユースケースが紹介されました。
日々の業務の多くが自動化され人間はより創造的で戦略的な仕事に集中できるようになることで、企業のビジネスを大きく変えていくことが期待されます。一方で、AIとの協働や新しいスキルの習得が求められることも予想されます。

(著者撮影)

技術者向け注目ポイント

技術面で注目すべきは、SalesforceのAIとData Cloudの利用が着実に進んでいることです。
以下の数字が、その実態を示しています。

・一週間あたり2兆回のAI処理が実行されている
・ひと月あたり767兆レコードがData Cloudで処理されている

これらの数字は、AIとデータ活用の時代が確実に近づいていることを示しています。

(著者撮影)

今回のDreamforceでは、Salesforceの新しいアーキテクチャが同心円の図で示されました。
これまでSalesforceが標榜してきた「Customer 360」の基盤としてData Cloudが位置づけられ、その外側の顧客接点のレイヤーにAgentforceが配置されています。
この新しいアーキテクチャは、Data CloudがSalesforceプラットフォームの「心臓部」として機能し、Agentforceがその力を顧客との関係性に直接反映させる役割を担うことを示しています。

(著者撮影)

Data Cloudの主な進化として、以下の点が挙げられます。

①非構造化データ(音声や動画など)のサポート
②リアルタイムデータ活用のための高速処理
③セキュリティとガバナンスの強化

また、基調講演では「Don't DIY your AI」(AIを自前で構築しないで)というメッセージが強調されました。このメッセージの背景には、以下のような具体的な数字があります。

・AIを自前で構築した場合の構築期間:約18ヶ月
・Agentforce(Salesforceが標準で提供するAI)を活用した場合の構築期間:約2週間

(著者撮影)

(著者撮影)

構築期間の大きな差は、CRM分野におけるAI構築の目的が「カスタマーサクセスの実現」であることを考えると、非常に重要です。早く効果を得られる戦略を取ることで、企業はより迅速に顧客満足度を向上させ、ビジネス成果を得ることができます。

Salesforceは、Agentforceを通じて、企業がAIをすぐに活用し、ビジネス価値の創出に集中できる環境を提供しています。これにより、企業は迅速に顧客満足度の向上やビジネスプロセスの最適化を実現できると期待されています。

Day 1 のまとめ

Dreamforce 2024初日は、AgentforceとData Cloudを中心に、AIがビジネスを変革する具体的なビジョンが示されました。Salesforceは、AIとの協働やデータ駆動型の意思決定が今後のビジネスの中心になるという方向性を打ち出しています。

私たちJSOLは、Salesforceが打ち出したこのビジョンを理解し、パートナーとして顧客に対してどのような価値を提供できるのか考えていきたいと思います。Day 2以降のセッションでさらに理解を深めていきたいと思います。

昨年のDreamforceのイベントレポートは以下。
https://promotion.jsol.co.jp/salesforce/blog23101.html

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