2024年09月20日
【イベントレポート】Dreamforce 2024 Day2,3
Agentforceの可能性、現地で体感。AIがもたらす変化を探る
Dreamforce 2024の2日目から3日目に入り、サンフランシスコはますます活気を増して、イベントも盛り上がっています。多くのセッションやアクティビティが行われる中、私たちはAgentforceに関連するセッションと開発者向けの技術デモに参加しました。
JSOLメンバーは、これらの新しい情報を積極的に収集し、お客様にとっての価値がどのように変化し向上していくのか、理解を深めています。Day 2,3で見聞きした内容をお伝えしていきます。
Agentforce活用例
Day2とDay3では、金融、製造、医療などの業界別のセッションや業務別のセッションで、Agentforceの活用可能性が紹介されました。
その中でも10月にリリースされる予定のService Cloud(カスタマーサービス・サポート向け)のAgentforceの活用例が具体的だったため、紹介させていただきます。
Service CloudのAgentforceは、日々発生するお客様からの問い合わせをサポートするチャットボット機能として紹介されておりました。お客様とチャットや電話で画像や音声も使いながらやり取りすることが可能になります。また、単に質問に答えるだけでなく、予め設定しておいたその後のアクション(例.スケジュール調整)も自動的に実行されます。更には、サービス担当者によるより細やかな対応が必要なときも、自動的に蓄積されたチャットボットによる対応内容を使って、過去のやり取りの集約や、次にやるべきことの示唆もAgentforceから自動で提示されます。
一連のサポート対応が終わると、お客様の状態に合わせた追加の提案を自動で行い、コマース機能を通じて注文まで進めることができます。一連のサポートや新たな購買履歴は自動で集約され、ナレッジとして蓄積されていきます。
(著者撮影)Agentforce Service Agentの機能概要
フィールドサービス業務での活用事例も紹介されていました。Agentforceが作業員の空き時間に対して作業予定の提案を行い、オペレーターが応諾すると自動で作業員に派遣指示が行われます。作業員向けに作業内容を音声で伝え、リアルタイムのIoTデータが集計して表示されるようになります。また、作業中にわからないことがあれば写真を撮ってAgentforceにアップロードすると、Agentforceに蓄積されている過去のナレッジなどのデータを活かした適切な対応方法が提案されます。作業が完了した後は、作業内容が自動で集約され、ナレッジとして蓄積されていきます。
(著者撮影)フィールドサービス向け機能概要
Service CloudのAgentforceの活用例は、お客様に対する一連のサポート業務の中で、従来人が行っている作業をサポートし、効率化と自動化を行った例でした。更には、効率化と自動化だけでなく、ナレッジが自動作成されることでAgentforce内の情報が蓄積されることで、カスタマーサポートの高度化が図られていく様子が見て取れました。
これは、ビジネスのやり方自体を変える可能性があるソリューションで、自社の強みを活かしつつAgentforceを活用する方法を考えていくことが今後大切になってくると感じました。
技術者向け注目ポイント
専門家との予約セッション "Discover How to Build Your First Agent"
専門家と対話しながら、実際にサービスエージェントを作成し、Webサイトに公開するまでの流れを体験しました。Agentforceの基本的な使用方法と可能性を直接確認できる、現地参加ならではの機会となりました。
(著者撮影)
(著者撮影)専門家とAgentforceの開発画面を眺めながらディスカッション
Trailblazer Forestでのハンズオン体験
Agentforceの実際の操作を通じて、AIエージェントの基本設定から複雑なシナリオ作成まで学べました。実践的なスキルを身につける良い機会となりました。
(著者撮影)Agentforceをハンズオンで作成。自分で手を動かすことで理解が深まる
Agentforce for Sales, Agentforce for Service のデモブース
10月リリース予定の新製品のデモに参加しました。概要レベルの紹介でしたが、AIエージェントがセールスやカスタマーサービスをどう支援するか、イメージを掴むことができました。
(著者撮影)
アーキテクトキーノート
Salesforceの Well-Architected フレームワークの観点から、CRM組織とData Cloudの位置付けについて学びました。Data Cloud Sandboxの紹介もあり、参加者の関心を集めていました。
(著者撮影)Keynote Room 最前列から参加。迫力ある
(著者撮影)CRMとData Cloudでは権限の考え方も異なる。だが、AIで活用できる点は同じ
まとめ
Dreamforce 2024では、Salesforceが描く「AIの第三の波」の方向性が示されました。Data Cloud、Customer 360、そしてAgentforceを中心とした新たな“エコシステム”が紹介され、多くの参加者の関心を集めていました。
私たちJSOLは、Dreamforceで見聞きした内容を基に、お客様のビジネスの成功に向けて、これらの新技術の活用を共に検討し伴走支援していきたいと考えています。
なお、メインキーノートで発表されたところによると、Salesforceは「Agentforce World Tour」と銘打ったイベントを世界各国で開催予定とのことです。日本では10月22日に東京で開催されるそうです。今後も最新の技術動向を洞察することで生み出した当社なりの見解や具体的な活用方法を提案し続けることで、お客様のビジネス変革のパートナーとして貢献してまいります。
Day1のイベントレポートは以下。
https://promotion.jsol.co.jp/salesforce/blog24091.html
昨年のDreamforceのイベントレポートは以下。
https://promotion.jsol.co.jp/salesforce/blog23101.html